倍音の世界

倍音なかむらあきら.jpg

まったく自己流で音楽を楽しんでいるのだけど、音の不思議さに、どう理解したらいいのか、分からず、モヤモヤすることがあった。
純正率と平均律の問題は以前解決していたが、「倍音」に関しては、この本で救われた。
中村明一 著「倍音」(春秋社2010年)
著者は、尺八奏者だが、人類学、言語、音響学など幅広く知識があり、「倍音」について大変理解しやすい本です。

時報の音は「ラ」で純音(倍音が入っていない音)、現実の世界の音は倍音に満たされている。
美空ひばり、黒柳徹子は<整数次倍音>
森進一、尺八などは[非整数次倍音〕
人類はもともと熱帯雨林の中で生まれてきているので、その環境の中で、音を聞き分けられている。
風や水、木々の音から危険な音を察知
耳で聞こえなくても、26Kヘルツ以上は、皮膚で聞き取れるそうだ。
だから自然の中で、裸になることはいいことなんだ。
素晴らしく感動した時など、背筋が・・・ということがあるけど
絶対音階は、本来生まれたときは誰もが持っているらしい。成長の過程で失う。
日本語は母音が多いから、民謡などここで倍音を響かせることができる。
仕事歌は、そのはかどりに合わせて、リズムをとったり、ハヤシを入れたり、豊かな表現になる

というようなことが書かれている。

小島美子(こじまよしこ)先生のことも書かれていて、私は大学で音楽の授業を受けた。
最初の授業で、「タケやー・・・」という物売りの声も音楽だ、というところから始り
5線譜に表せる西洋音楽だけが音楽だと思っていた私は、先制パンチを受けた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント